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KEIとSOLVEといえば、ネットオーダーシャツ店の2大巨頭といえるでしょうか。これまでKEIで10着以上オーダーした経験がある私ですが、最近はまたSOLVEに戻ってきています。そこで本稿では、両者のメリット・デメリットをお示ししながら、私がSOLVE派に移行した理由についてお伝えしていきます。
KEIのメリット・デメリット
まずはKEIのメリットとデメリットから述べていきましょう。
メリット
KEIのメリットといえば、なんといってもその価格の低さでしょう。今でも一着5000円からオーダーシャツが作れるというのは私が知る限り業界最安水準です。最安ラインでも綿100%で形状安定加工のついたものもあります。
ただ正直、最安値の生地はけっこうペラペラな印象なのですが、KEIが強いのは、同社が「高級生地」として扱う商品が度々セール対象となっていること。何かしらのセールは常にやっているので、最安値以外の商品を買うなら、セール品を狙うことをオススメします。



デメリット
ただし「業界最安水準」にはそれなりの理由があります。
先ほどちらっと申し上げた“ペラペラ感”もあるのですが、これまで10着以上作った身として何より感じるのは、サイズ感のムラが激しいという点です。
実際の写真をご覧いただくのがわかりやすいでしょう。それぞれ違う時期に注文したものを、どれも同じハンガーを使って並べてみました。肩幅の位置も、袖の長さもバラバラなのがおわかりいただけますでしょうか。


特に真ん中のブルーストライプは、両袖ともジャケットに全く隠れてしまうほど短いので、本当に着る度にストレスです(笑)。

あとは実際に数値で測ってみると大きな違いはなさそうなのですが、こんな感じで首周りがやたらゆるいものも。上下の2枚を比較してみてください。


あとは身に着ける時計が大きめなので、左側のカフス周りを数cm大きくしているはずなのですが、ちょうどよく収まるサイズ感で送られてきた商品、大きすぎる商品、狭すぎて時計を覆えない商品と3種類になってしまっていたりもします。
もうこんな感じのブレがあまりにも多いんです。気づかないふりをしてオーダーし続けた自分も悪いのですが、せっかくオーダーしているのに体に合っていない、あるいは「本当に合うものが届くかわからない」と不安を感じている時点でおかしな話だなと思い、KEIでオーダーするのがバカバカしくなってきたんですね。
なおカスタマーサービスにも確認をしておりますが、完成品のサイズが明らかに違ったとしても、「10以内に連絡、連絡日から5日以内に郵送」をしないと全く取り合ってくれません。メールの丁寧さなども含めた「接客」の面で比べても、競合店との差を感じざるを得ないところがあります。
ということで、いくら安くとも、品質は私にとっては許容できる範囲を超えてしまったわけです。とはいえ細かいサイズ感までは気にせず、ざっくりとした調整でOKという方の場合は、価格を考えると良い選択肢にはなっているといえるかもしれません。このあたりはオーダーシャツで何を重視するかという各々の価値観によるでしょう。
なお上記も含めて私がKEIを“引退”した理由の詳細はこちら(↓)の記事に。
SOLVEのメリット・デメリット
続いて、SOLVEのメリットとデメリットです。
メリット
KEIよりも少し価格帯は上がるものの、品質の面でかなり大きな違いがあります。
最安値で6000円、ノンアイロン加工がついたものだと7700円。以前はノンアイロンのものでも6000円程度で買えるという謎な時代があったのですが、すぐに価格改定がなされたので、おそらく価格設定をミスっていたのでしょう(笑)。

ノンアイロンにそこまでこだわらない方の場合、KEIとそこまで大きな差がない価格でかなりの高品質なシャツが仕立てられるというのは、大きなメリットといえるでしょう。
一方で、価格改定前のバグ価格を知っている方々にとって、ノンアイロンが7700円というのはちょっとハードルが高く感じられるかもしれませんね。かくいう私がそうで、しばらくKEIでオーダーしていた次第です(笑)。
しかしKEIの限界を感じ、また鎌倉シャツ(ハイコスパ店ですが、オーダーは1万円以上かかる)など他のお店でもオーダーをしてきた中で、SOLVEのノンアイロンこそが日常使いに最も優れていると、また戻ってきたのが現状です。
直近のオーダー品はこちら。ノンアイロンの最安ラインから、サックスブルーのツイル生地を選びました。



生地感もかなりしっかりしていて、かつ上品な艶があり高級感があります。これまでSOLVEでも複数回オーダー経験がありますが、どれもノンアイロンの機能はしっかり保たれていて、生地もなかなかヘタレません。
また少し大きめの時計をしているので、左側のカフス周りを数cm大きくし、かつ左の袖丈を1cm短く(カフス周りが広がった分長めに出るので)しています。それがばっちりハマり、ジャケットからの袖の出方はちょうど良い感じに。


一度離れたSOLVEに戻ってきて、品質の良さを再確認したところでした。同じく評判の良い鎌倉シャツも私は愛用しているのですが、オーダー品となると1万円以上(イージーケアだと1万2000円以上)かかってくるので、私の中では「日常使いの消耗品としては高いな」という印象。そういう意味で、SOLVEはちょうど良いと感じている次第です。
デメリット
お伝えしなければならないデメリットとしては、やはり送料が1000円かかるという点でしょう。「●●円以上購入なら送料無料」という特典もありませんから、これはけっこう痛い……。個人的には送料込みで1万円を下回る価格ならまだまだSOLVE派でいると思いますが、それ以上値上がりしていくようならまたKEI派に戻るかもしれません(その頃にはKEIのサイズ問題も解消されていますように…笑)
あとは細かいですが、KEIは0.5cm刻みで調整できるサイズが、SOLVEは基本1cm刻み。私自身は現状では困っていませんが、できれば袖丈など、0.5cm単位の調整ができるとなおありがたいなといったところです。
ということで、10着以上もオーダーしてきたKEIからSOLVEに切り替えた理由についてご説明してきました。KEIについては上記のリンクから、SOLVEについてはこちら(↓)のリンクより商品をご確認いただけます。