女性用のスーツにも、NGルールは実はけっこうあります。
今回は「ブラウスをインしないのはNG?」という疑問にお答えしていきます。
ブラウスをインしないのはNG?

一般的に、女性のスーツスタイルではブラウスをボトムにインすることが推奨されます。これは、全体のシルエットがすっきりと整い、フォーマルな印象を与えるためです。特に、ビジネスの場では清潔感やきちんとした印象が求められるため、インしない着こなしはカジュアルすぎると見なされることがあります。
一方で、すべての場面でインしなければならないわけではありません。ジャケットのデザインやブラウスの丈によっては、インしないほうがバランスよく見える場合もあります。ただし、インしない着こなしを選ぶ際は、全体のシルエットがだらしなく見えないよう注意が必要です。
また、職場や業界のドレスコードによっても適切な着こなしが異なります。例えば、金融や法律関係などフォーマルな服装が求められる業界では、ブラウスをインするのが基本とされることが多いです。一方、クリエイティブ業界やカジュアルな職場では、多少リラックスした着こなしが許容される場合もあります。
というわけで、ブラウスをインしないことが一概にNGとは言えませんが、場面やバランスを考慮しながら選ぶことが大切です。
インしなくてもいいトップスもある
すべてのブラウスがインする前提で作られているわけではなく、インしなくてもきれいに見えるデザインのトップスもあります。例えば、裾にデザイン性のあるブラウスや、ストレートなシルエットのものは、インしなくてもまとまりのあるスタイルを作りやすいです。
たとえばペプラムデザインのトップスや、裾が広がったAラインのブラウスは、インせずに着ることで自然な美しさを引き出せたりします。ウエストを強調しなくてもバランスよく見えるつくりのものも多く、スーツスタイルにも適応しやすいです。
また、ジャケットの丈やシルエットとの相性も重要です。短めのジャケットを着る場合、ブラウスをインしないと全体のバランスが悪く見えることがありますが、ロング丈のジャケットならインしなくても違和感なくまとまることがあります。
ただし、インしない場合でも、だらしなく見えないようにする工夫が必要です。適度なハリ感のある素材を選んだり、シワが目立たないデザインのものを選ぶことで、きちんとした印象を保つことができます。