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「１着３万9000円！」「こんなに安くオーダースーツがつくれる！」などという広告が巷にあふれていますが、果たして本当にお得なのでしょうか。
「それでも高いな…」と感じる方もけっこういらっしゃるかもしれません。
そんな私が考える「最安スーツ」の結論を申し上げると、
2着のセットで5万円程度、つまり１着あたり2万5000円程度で買えるスーツこそが、最低限の水準を満たした上での再下限の価格ではないかと考えています。
この基準よりも安いものもあるのですが、その場合、選べる生地の大部分（70%以上）がポリエステル繊維だったり、仕立てに不安があったりと、品質には難がある可能性が高まりますし、あるいは多くの仕様が有料のオプションとなっているがゆえに、結局はそこそこの値段になってしまうということも多々あります。
一方、こうした情報はなかなかネットで検索しても出てこないことが多く、お店に行ってはじめて気づくか、あるいは気づかないままオーダーをして、後から「あまりお得じゃなかったかも」と気づくこともしばしば……。
そこで本稿では、複数のお店でオーダースーツをつくってきた私が、実際にお店を直接訪問して得られた情報をもとに、有名店の“真のコスパ”を比較していきます。
一口に「1着2万円台！」と謳われていても、実はそれぞれにおおきな違いがあることがおわかりいただけるのではないかと思います。
ユニバーサルランゲージ
まずは一つの基準として、ユニバーサルランゲージからお話ししていきます。
特徴
ユニバーサルランゲージは、「洋服の青山」の系列で、スーツカンパニーの上位ラインという位置づけの店です。オーダースーツの中では最も低価格ラインの「パターンオーダー」（体に合うモデルを選び、そこから調整を加える）の形をとっています。まあ、「１着２万円台」という価格設定なら、基本的にはどこも「パターンオーダー」だと思ってよいでしょう（※例外は後述）。
こちらの最大の魅力は、高い価格競争力です。スーツ業界売上高No.1である青山系列の資本力を活かし、ある程度限られた生地を大量買い付けている上、パターンオーダーの中でも調整できる幅を限定することで余計な手間を最小限に省き、高品質の生地でかなりお得に仕立てることができるようになっています。
ことセール時のコスパは業界トップレベルでしょう。特に、「アニバーサリーセール」と題されるキャンペーン時の、「２着セット時」の料金はかなりお得で、スーツ生地の価格が高騰している現在でも、たとえばカノニコやレダの生地で、2着セットなら10万円程度で仕立てられたりします。
ただし、この価格は、工程がほとんど機械で行われる「マシンメイド」に適用されるもので、同社が売りにしている「ハンドメイド」のラインは、そこまでの値下げは行っていないので、この点は注意が必要かもしれません。
価格の実態
ユニバーサルランゲージのオーダースーツの最低価格帯は、他社と足並みをそろえて「２着５万円」程度となっています（正確には２着で５万3000円弱）。
この価格帯で選べる生地では、ウール50%、ポリエステル50%がメインです。ウールがしっかり半分使われているので、普段使いとしては全く問題ないでしょう。きちんと選べば、全然ポリエステル感のない生地もけっこうあります。
嬉しいのは、この最低価格帯でも、「AMFステッチ」と「本切羽」が標準仕様になっている点です。これらは有料オプションとしているところがほとんどなので、これはかなり大きいですね。さすがに「キュプラ裏地」や「水牛ボタン」などは有料オプションになってしまいますが、無料で選べるボタンでも「水牛風」のものもあるので、けっこうごまかせたりします（笑）。
※数年前まで無料搭載されていたオプションも、現在は一部有料化が進んでいるようです。
また、どの価格帯のスーツでも「半毛芯」が標準登載されているのは、さすが大手といったところでしょうか。「毛芯って何？」という方は、関連記事をご参照ください。
生地の実態
生地にお得感がある一方で、選べる生地の選択肢は、少なめです。特定の生地の大量購入というスケールメリットを利用しての割安提供なので、仕方がないといえば仕方がないですね。正直、たくさんの生地から自分に合うものを見つけたいという場合は、全く向いていません。
ただ逆に、目当てとする生地が決まっておらず、とりあえずいくつか見てみて、良いのがあればというスタンスであれば、ある程度厳選された生地の中から割安で仕立てられるので、非常に有効だと思います。ここは人それぞれの目的次第ですね。
生地はこんな感じで、20cm四方くらい（？）に切り付けられたものから選ぶので、かなり小さめです。仕上がりのイメージはなかなかつきづらいので、ここも注意が必要です。
なお、よくある「バンチブック」から選ぶこともできるのですが、これは全然割安感がないので、基本的に選択肢には入ってきませんね。「豊富な種類から選べる」と謳われていますが、それはこのバンチブックの生地も含めてのことで、実質的な選択肢は、同社が大量買い付けしている限られた生地群の中からになってきます。
ということで、生地の色や柄など、特段の希望が固まっているわけではなく、生地へのこだわりはそこまでではないものの、最低限のクオリティは保持した上で、とにかくコスパ良くオーダースーツをつくってみたいという方にとっては、良いお店なのではないかと思います。
グローバルスタイル
ここからは、上記のユニバーサルランゲージを基準としながら、それぞれのお店の特徴を検証していきましょう。まずはグローバルスタイルです。
特徴
YouTubeでも動画がよく更新されているグローバルスタイル。生地の品ぞろえと、セットでの購入時のコスパの良さから、こちらもかなりの人気ぶりです。全国の主要都市に店舗を構えていて、オーダースーツ界では知らない方はいないのではないでしょうか。
価格の実態
最低ラインの価格は、ユニバーサルランゲージと同じく2着5万円程度（正確には、税込みで５万3000円弱）、AMFステッチ等は基本的にすべて有料オプションですが、5000円分のオプションは無料でつけられるので、お得感でいえばユニバーサルランゲージと同じくらいか、あるいはそれ以上といえるのではないでしょうか。
こちらも基本は半毛芯が採用されています。ユニバーサルランゲージの場合は、マシンメイドは半毛芯、ハンドメイドは総毛芯ときっぱり区別されているのですが、グローバルスタイルはプラス5000円で総毛芯にできるオプションがあります。
また、仕立てのグレードを上げる「カイザーモデル（サルトリア仕立て）」なるものも、プラス2万2000円でできます。ユニバーサルランゲージでいう「ハンドメイド」での仕立てで、仕立てのクオリティが上がることにともない、主要ながオプションがいくつか標準登載されるようになるので、けっこうお得感はあります。
とはいえ、「2着5万」のエントリープライスなら、わざわざ総毛芯やカイザーモデルにする必要はないでしょう。標準で「半毛芯」の仕様になっているので、最初は最低限のオプションだけで十分です。
ちなみに、「２着５万円」の商品について、よくネット広告で「●月●日まで！」などと期限について告知していることがありますが、ほぼ１年中同じようなセールが行われているようですので、時期にとらわれず、買いたいときに買うのが良さそうです（笑）。
生地の実態
肝心の生地選びについては、ユニバーサルランゲージのように、「ある程度選び込まれたものから」「小さく切り取られたものから」選ぶのではなく、一着分まるごとのサイズで展示されていて、かつ数多くの生地の中から選ぶことができるので、これは大きなメリットですね。種類の豊富さ、また仕上がりのイメージのしやすさは、グローバルスタイルに軍配が上がりそうです。
ただし、最低価格帯（2着5万円）の生地はポリエステルを50%程度含むものが中心で、かつ種類もそこまで多くはありません。このあたりはユニバーサルランゲージと大差はないと思います。
ということで、ユニバーサルランゲージと特徴はかなり重複するところはあるのですが、生地を大きなサイズで確認できる点はかなりのメリットといえます。あとは、実際に店舗を訪れてみて、自分に合う生地があるかどうかで判断すればよいのではないでしょうか。
DIFFERENCE（ディファレンス）
特徴
DIFFERENCEも2着5万円程度（税込み5万3000円弱）の価格帯から仕立てることができるお店の一つです。紳士服大手のコナカ系列ということで、安心感もありますね。全国主要都市に店舗をかまえているので、上記2点と同様、お店を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
同店で特徴的なのは、オプションとして5000円程度を支払うことで、最短２週間で受け取ることができる点でしょう。
オーダースーツといえば、納品までだいたい「１～２か月」はかかってしまうところですが、慣れていない方にとってはけっこうこれがネックになりがちで、いざ完成したと思ったらシーズンも終盤で、本格的に着るのは来シーズンから、ということもよくあることです。これが２週間でできるというのはかなり驚くレベルの速さですね。「できるだけ早くスーツがほしい」という方には、有力な選択肢となるのではないでしょうか。
価格の実態
2着5万円程度の有名オーダースーツ店の一角で、どのスーツでも半毛芯を採用しているのですが、コスパの面では、本切羽、AMFステッチなど、主要な仕様はだいたいが2000～3000円ほどかかる「有料オプション」となっているので、価格面では上記２社に少し劣る印象です。
生地の実態
生地は、ユニバーサルランゲージのように小さく切り取られたものと、グローバルスタイルのように１着分まるごとのサイズから選べるの両方がありますので、種類は豊富といえます。ただ、上記の「２着５万円」の生地は、残念ながら全社の「小サイズ」から選ぶことになります。しかも、ユニバーサルランゲージより少し小さいですね。
また、この価格帯の生地だと、上記２社より少しウールが少なめで、ウール30%・ポリエステル70%という配分のようです。
ですからここまでの情報を簡単にまとめると、ユニバーサルランゲージやグローバルスタイルよりコスパはやや落ちるものの、納品スピードは圧倒的なので、「安くてちゃんとしたオーダースーツを、できるだけ早くほしい」という方にはオススメできるお店だと思います。とはいいつつ、結局はお店を訪れてみて、一番ピンときたところでオーダーするのが一番だとは思いますが。
KASHIYAMA
特徴
アパレル大手「オンワード樫山」が東京都内で展開するオーダースーツ店で、こちらも全国に店舗をかまえています。
こちらも実は「2着5万円」の横並び価格で購入ができて、かつ「半毛芯」が標準登載されているのですが、私が思う最大の特徴は、ユニバーサルランゲージやグローバルスタイル等が採用する「パターンオーダー」よりもワンランク上とされる、「イージーオーダー」が採用されている点です。
正確に言うと、パターンオーダーと同じように、サイズ調整の基準となる「ゲージ服」を着て、そこに調整を加えていく形式ではあるのですが、「パターンオーダー」よりもかなり細かいところまで調整が効くようになっているので、「イージーオーダー」にくくられるということです。
そしてもう一つ、「納期が早すぎる」点も大きな特徴といえます。通常では1か月から1か月半くらいが相場であるところ、なんとカシヤマは最短で1週間という、もはや意味の分からない納期を売りにしています。スタッフさんに尋ねてみると、これはどうやら時期によって変わるようで、一年を通して、2週間程度で仕上がる時期が最も多く、これが繁忙期になると3週間程度、閑散期になると1週間で仕上がるということのようです。つまりはだいたい2週間前後だと思っておけばいいということでしょうか。
DIFFERENCEの場合は2週間のスピード仕立てには5500円の追加料金がかかりますが、KASHIYAMAは特に追加料金無しでこの速さなので、ちょっと異常だなという印象です。
価格の実態
同社の広告などを見ると、よく「3万3000円～」と謳われているのですが、実は2着セットで購入すると2割引きになるので、1着あたり税込みで2万6400円となります。ユニバーサルランゲージやグローバルスタイルの2着セット購入時の最低価格も、1着あたり2万6400円となりますから、完全に一緒ですね。さらに初回購入時に限っては1着のみの購入でも2割引が適用されるので、「1着2.5万円」で買えるというのは、けっこうな価格破壊といえそうです…。
ただし、水牛ボタン2000円、AMFステッチ2000円、本切羽3000円など、オプションには追加料金がかかりますので、この追加の仕方によっては、ユニバーサルランゲージやグローバルスタイルの方が安く収まる可能性はありそうです。
生地の実態
「1着2.5万円」の最低価格帯の生地は、上記のお店と同様、ポリエステルを50%程度含みます。
各価格帯ごとにこのような（↓）サイズ感のバンチブックが用意されています。
だいたいユニバーサルランゲージと同じくらいのサイズ感でしょうか。種類はけっこう豊富で、派手な生地は少なめ。ビジネス使いがしやすい生地が中心に並んでいる印象です。
ということで、ここまでをまとめると、他店と同じ「2着5万円」の最低価格帯でありながら「イージーオーダー」を採用しつつ、納期はダントツの速さ。良い生地が見つかれば、競合店に比べるとここでのオーダーが最もコスパが良さそうです。
ビッグヴィジョン
特徴
ビッグヴィジョンも、首都圏にお住いの方なら、名前くらいはご存知の方も多いのではないでしょうか。東京、大阪、名古屋をはじめとした首都圏に店舗をかまえています。
これまで紹介した「2着5万円」組の一角ではあるのですが、毛芯の標準仕様は「接着芯」です。接着芯が悪いという話ではないのですが、半分でも毛芯が採用されている上記のお店と比べると、この点ではワンランク評価は落ちるといったところでしょうか。毛芯・接着芯の違いについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
ただ、少しでも生地のグレードが上がると、ビッグビジョンも毛芯が採用されるようです。
価格の実態
上記の通り「2着5万円」のオーダースーツ店の一角なのですが、正確にいうと2着セットで5万500円弱という価格なので、上記で紹介した競合店より、ほんの少し安い感じですね。
さらにキャンペーンの種類が豊富で、たとえばロロピアーナ等の高級インポート生地が1着7万円程度でつくれることがあったり、学生限定で1着2万円程度で仕立てられたりと、タイミングがあえばお得につくれるチャンスがけっこうあります。これを狙うのは一つの手といえるでしょう。
生地の実態
「最低価格ライン」の生地は、例によってウールとポリエステルの半々。グローバルスタイルのように生地一着分のサイズで見られる分と、小さめに切り取られたものの２通りから選ぶことができます。「2着5万円」の価格帯での生地の種類は、これまでに挙げたオーダースーツ店よりも多いので、同社として低価格の購入者をメインターゲットとしているのでしょうね。ネイビーやチャコールグレーを中心に、日常使いしやすい色で、また無地か落ち着いた柄のものが豊富にそろえられているので、２着セットで注文するとしても、それほど困らないほどではないでしょうか。
SADA
ここまで「2着5万円」という一つの基準をもとに、類似点を比較してきました。ここからは、さらに安い「1着2万円」という価格水準の2社を紹介していきましょう。まずは独立系大手の「オーダースーツSADA」から。
特徴
「安いオーダースーツ」のビジネスモデルで、テレ東の『カンブリア宮殿』で紹介されたこともあるSADA。
特徴としては、とにかく価格が安いこと。これまでに紹介した「2着5万円」組は、あくまでもセット購入の場合での格安価格でしたが、こちらは1着でも２万5000円ほどの商品があり、さらに初回は2万円程度で購入できます。
その割に、オーダースーツ界では最も多用な調整がきく「フルオーダー」を採用しているというから、ちょっと驚いてしまいます。なおフルオーダーといえば、一着で数十万は下らないような高価格なものをイメージしてしまいますが、SADAのフルオーダーは、手作業による工程をできる限り省いている「マシンメイド」であり、また「仮縫い」と呼ばれる工程は省いているので、さすがに高級店のフルオーダーとは仕様が異なるようです。芯地は接着芯が標準です。
とはいえ、ユニバーサルランゲージやグローバルスタイルなどの「パターンオーダー」、さらにKASHIYAMAの「イージーオーダー」よりもワンランク上とされるフルオーダーを2万円程度で仕立てられる、かなりの強みかと思われます。自社工場の直営店という形をとっているために、仲介コストを省き、低価格のフルオーダーが実現しているのだとか。
価格の実態
1着2万5000円、初回にいたっては2万円ほどが最低価格になるので、（ちゃんとしたスーツ店の中では）紛れもなく最安店といえるでしょう。生地のグレードを上げて行ったとしても、基本的に「業界最安」の水準を保っているといっていいと思います。それでいてフルオーダーなので、かなり細かい調整まで対応しているのはやはり大きいです。
例によってオプションはどれも追加料金がかかるので、入れたいオプションが多い場合は、標準でいくつかの有料オプションが搭載されているユニバーサルランゲージやグローバルスタイルの方が安く収まる場合もあるかもしれません。ただ、ポリエステルも含む最低価格帯の生地でつくるスーツなら、正直有料オプションはほとんどいらないと思われるので、1着で2万円から購入できるという優位性も踏まえると、SADAに軍配が上がるかなという印象です。
なお同店では、約1万円の「ハイグレード仕立て」なるオプションをつけると、AMFステッチや台場仕立て等のいくつかのオプションに加え、毛芯もついてくるようです。
生地の実態
グローバルスタイルのように、陳列されている１着まるごとのサイズから選べますから、仕立て上がりのイメージは付きやすいはず。
ただ生地の種類は、グローバルスタイルやDIFFERENCEほどではないですかね。種類が少ないわけではないですが、「この素材で、この色で、この柄の生地から選びたい」と明確に決まっている方より、「とりあえず見てみてピンとくるものを探したい」という方向きだと思います。
最低価格帯の２万5000円（初回は2万円）の生地を見ると、ウール50%・ポリエステル50%か、ウール30%・ポリエステル70%くらいの配分のものが並んでいます。
こうした特徴を踏まえると、「とにかく安く、オーダースーツを作ってみたい」「だけどクオリティも保証されているものがいい」という希望をお持ちの方、すごく端的に言うと「とにかくコスパがいいところで作りたい！」という方にオススメといえます。Googleの口コミも頭一つ抜けている印象なので、やはり今のオーダースーツ界のコスパ店といえば、SADAなのかもしれません。
オーダースーツSADAダンカン
特徴
ダンカンも、全国の主要都市で展開している大手といっていいでしょう。その特長は、なんといっても「安さ」。それも、エントリーモデルはSADAよりもわずかに安い「1万9000円」という衝撃の価格。採用しているのは「パターンオーダー」で「接着芯」ですが、セット価格でない1着のオーダーをするのに2万円をきるのは、ちょっと驚きます……。
価格の実態
上記の通り、１着の最低価格は２万円を切り、税込みで１万9000円弱。２着セットだと、税込みで３万5000円。この最低価格帯でも、ウールが50%ほど入っている生地が多いです。
「接着芯」が標準だとお伝えしましたが、2000円程度で半毛芯、4000円程度でフル毛芯に切り替えられるようなので、この点でも、スペック上のコスパは非常に優れていることがわかります。なお、スタッフさんに確認したところ、「毛芯」という名称のオプションではなく、「本台場」「角台場」などの仕様を選択することで、毛芯をつけられるようになっているそうです。
生地の実態
生地の数は、SADAと同じくらいのレベルでそろえている印象です。無難で使いやすい生地がメインですね。
まとめ
ということで、業界の最安水準の大手オーダースーツ店について、ネット上では得られない情報も踏まえながら、比較・検証してきました。どこもそれぞれの特徴がありますが、実際は店員さんの対応の良さや、そのときにちょうど自分に合う生地があるかどうかといった点こそが大事だったりします。まずは気になるお店に予約をとってみて、店員さんと色々話して感触をつかんでみるのが良いのではないかと思います。