スーツが似合う人、似合わない人、似合う男になる方法……

男性なら誰もが着る機会があり、かつ最もかっこよく見せることができるスタイルこそ、スーツといえるでしょう。しかし世間を見渡せば、似合う人から似合わない人まで様々……。そもそも「スーツが似合う人」とはどんな特徴があるのか、逆に似合わない人の特徴とは何か、そして誰もがスーツをかっこよく着こなす方法について、これまで10着以上のオーダースーツを仕立ててきた経験からお伝えしていきます。

目次

スーツが似合う人の特徴

まず前提として、スーツとはどんな人でも似合うものといえます。太っていたり、鍛えている人だったり、細い人だったり、小柄な方だったり、誰でもかっこよく見えるスタイルだからこそ、時代や国を超えて長く着られている面もあるわけです。

とはいえそんな中でも「特に似合う人」もたしかにいます。「似合わせる方法」については後述するとして、ここでは「特にスーツが似合う」という人の特徴を述べておきます。

スーツが似合う体型とは

玉木宏さんのスーツ姿(Safariオンラインより)

まず大きいのは、やはり体型です。太っている人でもガリガリな人でもかっこよく見えるスーツではありますが、皆さまご想像の通り、細身でかつほどよく筋肉のついた人の方が似合うことに違いはありません。芸能人で「スーツ似合うなぁ」と思う人って、だいたい子の特徴に当てはまっているのではないでしょうか。

スタイルが良い方ならスーツに限らずどんな服でも似合うのは誰でもイメージできるところでしょう。しかし“男性を最もかっこよく見せるスタイル”であるスーツですから、細ければ細いほどいいというものではなく、“男性らしさ”も含まれている方がかっこよく見えます。それが「ほどよい筋肉」であり、胸板の厚みなどにつながってよりかっこいいスーツスタイルになるというわけです。日本人よりも外国人のスース姿がかっこよく見えるのは、このあたりの体型の差にあるといっていいと思われます。

映画『007』ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)の着こなし(VOGUE JAPANより)

スーツを似合わせる方法は下段で詳述しますが、「痩せて鍛える」がわかりやすい一つの正解であることは、事前にお伝えしておきます。

自分に合う「色」を理解している

見落とされがちなのですが、人には似合う色・似合わない色があって、それはスーツにも当てはまります。いわゆる一般的な「パーソナルカラー」も大まかな影響をつかむのに良いと思いますが、結局はその色のジャケットを羽織ってしっくりくるかが重要だと私は強く思います。何も「ピンときた一色だけを着ろ」という話ではありません。たとえば「自分には淡い色より濃い色の方が合うな」など、大まかな似合う・似合わないの傾向を把握しておくだけでも、色の失敗はなくなるのではないでしょうか。

似合う色のスーツを着ていると、体全体に一体感が出て、自然なカッコよさがにじみ出てきます。この見落とされがちな法則を理解している人はけっこう少ないので、ここで紹介させていただいた次第です。

私は濃い色じゃないと似合いづらいみたい。写真はSADAで仕立てたオーダースーツ(詳細はこちらの記事に)。

スーツが似合わない人とは…

一方でスーツが似合わない人の共通の特徴があるかというと、基本的にはないといっていいでしょう。もちろん、サイズが合っていなかったり、上記の逆で自分に合う色を理解していなかったりすると似合わないスタイルに陥ってしまう可能性はあるのですが、それはスーツをどう合わせるかの話です。「清潔感」ももちろん大事ですが、これは似合う・似合わない以前の話ですからここで言及するようなことではないでしょう。

ですから、「スーツが特に似合う人」はいても、「スーツという服装自体が似合わない人」は基本的にいないのです(もちろんあまりにも太り過ぎているなどは別です)。

大柄な方でもスーツはかっこいい(ZEN Mallより)

しかし強いて言うなら、「自分の体型を理解していない」というのは大きなマイナスポイントになりそうです。

たとえば、小柄な方のジャケットの丈が長めだったりすると、スーツ自体の縦の長さが目立ち、相対的にスタイルが悪く見えがち。ゆったりめが流行る昨今ではありますが、身長が低めな方の場合はそれに引っ張られすぎることなくサイズ調整をすべきでしょう。

あるいは、がっちりした方の場合は、肩が柔らかくナチュラルな雰囲気の方がバランスがよくなったり、逆に華奢な方の場合は肩が四角形に近い感じでしっかり見える構築的な形の方がかっこよく見えたりします。

こんな感じで誰しもに似合うサイズ感や形があるので、それを理解しないままに“型にはまった上辺のサイズ調整”をしてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまっていることがあるという話です。

スーツが似合う男になる方法

そんな誰もがかっこよく着られるはずのスーツですが、似合う男になるにはどうしたらいいか。先述の通り「なるべく細身&ほどよい筋肉を目指す」以外での手段をお示ししていきます。

サイズ感は奥が深い

ファブリックトウキョウで仕立てたオーダースーツ(詳細はこちらの記事に)

スーツをかっこよく見せるには、とにかくサイズ感やフィット感が命です。

高級な生地のスーツであれば「高そうなスーツだな」とは思われるでしょうが、肩幅や丈感が合っていなかったりしたら、それだけで台無し。「高そうだな」と思われても、「かっこいいな」とは思われません。

逆に安い生地のスーツでも、サイズ感がぴったり合っている上、さらに仕立てのレベルの高いスーツであれば、それだけでかっこいい着こなしが実現します。

よく「ゼニアの高級生地を使ったスーツ」「アルマーニのブランドものスーツ」などと騒がれますが、実は生地やブランドはスーツにおける「一要素」でしかありません。生地などよりもむしろ、体にどれだけ合っているかが、スーツのかっこよさを左右するわけです。

だからこそ、既製品よりも割高感のあるオーダースーツ店がこれだけ人気なのです。採寸してそれぞれにぴったりサイズで仕上げてくれるというのもそうなのですが、上記の通り、それぞれの体型によってカッコよく見えるサイズ感も違ってくるので、その微調整ができるという点でも、既製品とは一線を画すわけです。

それに昨今は競争が激化したことで、2万円台から良質なオーダースーツが手に入る時代です。既製品しか着たことがないという方は、まずは低価格店でお試しオーダーをしてみることをオススメします。

2.5万円で仕立てたカシヤマのオーダースーツ(詳細はこちらの記事に)

というわけで、スーツの似合う・似合わない論に加えて、誰でもかっこよく着る方法についてお伝えしてきました。男性を最もかっこよく見せることができるスタイルですし、何よりどれだけ年齢を重ねても(むしろ重ねた方が?)かっこいいのがスーツですから、ぜひこれを機にかっこいいスーツ姿を目指してみてはいかがでしょうか。

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