ファッションセンスがない人・ダサい人ほどスーツとジャケパンで勝負しようよ

ファッションセンスって、後天的に磨けるものなのでしょうか?

ファッション雑誌やおしゃれな人のコーディネートなどを見るのは好きで、自分自身もおしゃれになりたい欲はあるのですが、なにせセンスがなく、自分の服装に「なんかおしゃれな人と違うんだよなぁ」としょっちゅう思うどころか、服装をバカにされたこともけっこうあります……。

巷(ちまた)では、「シンプルな服装にアクセサリーをつけるだけでおしゃれになる!」などとよく言われていますが、「アクセサリーをつけると頑張っておしゃれしようとしてる感が出るから、センスの無い自分は事故るリスクが高いんだよ!」と心の中で叫んでいます(笑)。

一方で気づいたのが、「スーツって、誰でもおしゃれに着られる最強のスタイルじゃない?」ということ。

合わせ方の型がほぼ決まっている上、そもそもがシンプルなスタイルだからこそ“頑張ってる感”が出づらいので、私のようなセンスが無い人こそ、ここで勝負するのが理にかなっているのではないかと思うようになったわけです。

もちろん、オフの日までカチッとスーツを着るわけにはいきませんから、ジャケパンスタイルやセットアップスタイルも取り入れたり、あるいはそれによってカジュアル着で考えておかなければならない組み合わせの数も減ったりと、スーツ・ジャケパンスタイルを軸にすることで、センスの無い自分でもリスクなくおしゃれっぽくなれるのではないかという考えに至ったわけです。

ということでほぼ結論めいたことは述べてしまいましたが、タイトルの通り「ファッションセンスがない人・ダサい人ほどスーツとジャケパンで勝負せよ」と私が考える理由や注意点などについて以下に述べていきます。

目次

服のセンスは磨けない?

メンズファッジ2025年10月号(Amazon書影より)

おしゃれになりたい願望があってもなれていない私としては、ある程度のルールやロジックを知ることでおしゃれ感を高めることはできるけど、そもそもの「センス」の部分を磨くには限界があると考えています。

私のように「自分にはセンスがない」と自覚されている方の場合、「良い感じの着こなしを何パターンか作ることはできるけど、それを恒常的にできるわけではない」「理論上は良い組み合わせのはずなのに、なんかしっくりこないことが多い」という私の悩みに共感してくださる方も多いのではないでしょうか。

ファッションを学ぶこと自体の効果は大いにあると思いますが、そもそものセンスを養うのは非常に難しく、「なんか違うなぁ」ということが度々起こるんです。

ファッションとはそう単純なものではなく、たとえば相性が良いとされる色の組み合わせでも、その色味や柄などによってバランスが悪くなることだって全然あるのですが、そのあたりの塩梅をセンスの無い人が感覚的につかむのが難しいから、「なんか違うなぁ」が頻繁に起こるというわけです。

センスがなくてもスーツ・ジャケパンならおしゃれになれる

一方、オーダースーツにハマって、低価格帯のスーツやジャケット、スラックスを色々仕立てるようになってから気づいたのが、「スーツやジャケパンこそ、リスクなく誰でもおしゃれになれる」ということでした。

組み合わせ方が限られる

まず、組み合わせ方が無限にあるカジュアルファッションに比べて、スーツやジャケパンなどのスタイルは組み合わせ方がある程度限られるため、難易度が低いんです。

たとえばスーツなら、メインとなるジャケットとスラックスはもう確定。そこに組み合わせるのは、基本的にはワイシャツ、ネクタイ、ソックス、革靴、ベルト、時計、あとはせいぜいポケットチーフくらいでしょう。こうして並べるとそれなりに選ぶものがあるようにも見えますが、スーツに合わせる以上、どれも落ち着いた色味で、またある程度“型にはまったもの”から選ぶことになるわけですし、そもそもカジュアルファッションに比べたら選択肢自体は全然少ないですよね。

ファブリックトウキョウのオーダースーツ(詳細はこちらの記事に)

ジャケパンの場合は、ジャケットとスラックスの組み合わせから考えなければなりませんし、少しカジュアル化することで、使える靴やシャツなどの幅も広がるので、難易度はスーツに比べるとやや上がるといえます。しかしカジュアルファッションに比べたらこちらもある程度決まった“型”に合わせればいいだけですから、比較的簡単にかっこよくなれると言っていいでしょう。

ゼルビーノでそろえたジャケットとスラックス

そもそもジャケットは、大人の男性としてのかっこよさや色気が最も出やすい服だと言われます。それをセンスがなくても比較的簡単におしゃれに着こなせるとあれば、これを利用しない手はないでしょう、という話です。

ただし、スーツやジャケパンスタイルは生地よりも「サイズ感」がモノを言う世界。そしてセンスが無いのに組み合わせを工夫しようとすると事故ります(笑)。ですから基本的にはオーダースーツ店で、サイズ感から組み合わせ方まで相談した上でコーディネートを想定しておくことをオススメします。「このスーツならワイシャツやネクタイはどんなものを合わせたらいいですか?お店で売っているもので揃えられますか?」「この生地でジャケットを作るなら、スラックスはどの生地で作るのがよさそうですか?」など、なんでも相談しましょう。

今はオーダースーツも2~3万円程度から高品質なものが買える時代です。まずは1着トライしてみてから、自分に合うファッションを考えてみるのも手だと思いますよ。

スーツやジャケパンでかっこよく見られるためにはオーダーは必須(写真はカシヤマの2.5万円オーダースーツ。詳細こちらの記事に)。

シンプルが好まれるからこそ

センスが無い人にこそスーツやジャケパンを積極的に活用すべきだと考える理由として、そもそもこのスタイルは「シンプルでこそかっこいい」という文化があるというのも一つあります。

カジュアルファッションでも、「シンプルなものをシンプルに着こなすことがかっこいい」という考え方もありますが、それはセンスがある人が、センスの良い商品を、センス良くシンプルに着こなすからこそおしゃれに見えるのであって、その絶妙な塩梅を理解せずに似たコーディネートを組んでも、「なんだかしっくりこない」に陥りがちなんです。

もちろん、スタイルがよかったり、着ているサイズ感がよければ、「シンプルな服装でかっこいい感」が出ることもあるでしょう。でもそれはきっと、「おしゃれ感」という目線では一歩劣っているはず。組み合わせ方が無限のカジュアルファッションだからこそ、極めてシンプルな装いをそのままおしゃれに繋げるのは、けっこう難易度が高いというわけです。

一方スーツの場合は、そもそもがシンプルな装いで、あまり余計な装飾を足さない方が良いとされます(もちろん、カジュアルにジャケットを着こなす場合は話は別ですが)。ですから、良いものを良いサイズ感できれいに着ているだけで、きちんとおしゃれ感が出せるのです。まして、スーツの場合は上下の着合わせは固定、ジャケパンの場合も購入時にセットで買うことが多かったり、オーダーする場合は「このジャケットに合うスラックスを作りたい」という注文ができるので、組み合わせの大半をプロ任せにできる。だから自分で決めなければいけない要素が少ないので、事故るリスクも低いのです。

そんなシンプルさが良しとされる世界だからこそ、ちょっと変わったネクタイをしているだけでかわいらしいおしゃれ感が出せたり、チェンジポケットやサイドアジャスターなどのちょっとした仕様があるだけでおしゃれ感が出せる

シンプルが良しとされるスタイルだからこそ、センスが無い人でも着こなしやすいし、おしゃれ感も出しやすいというわけですね。

オフの日でもスーツはさすがに…

花菱で仕立てたセットアップ風スーツ(詳細はこちらの記事に)

とはいえ、「完全なオフの日もスーツを着るのはさすがに……」という面もありますよね。

しかしジャケパンやセットアップのようなカジュアルダウンされたスタイルなら、オフの日に着ていても全くおかしいことはありません。休日にジャケットを着ているけど自然に街に溶け込んでいる人、イメージできますよね?あれを目指せばいいということです。

それでもふつうにカジュアルな服装をしたい時だってあるでしょうが、上記を参考にジャケットのスタイルを軸にしていれば、カジュアルな服で想定しておくべき組み合わせは数パターン持っていれば、対応できるはず。センスが無いと自覚している人でも、2、3パターンは自分でしっくりくる組み合わせがあるでしょう(なければそのくらいは用意したいところ…!)。毎回カジュアル着をコーディネートしようとするからセンスの無さがバレるのであって、バシッと決まったパターンだけを着まわせばいいのであれば、ダサいと思われることはなくなるのではないでしょうか。

つまりジャケットのスタイルを軸にすることで、カジュアル着を着る機会が相対的に減るので、カジュアル着は数パターンだけ盤石な組み合わせを用意しておけば、常におしゃれな状態をキープできるということです!そしておしゃれな状態をキープしていることで、なんとなく自分はどういう服が似合うとか似合わないとかの判断軸は養われていくのではないでしょうか。

スーツ・ジャケパンスタイルの注意点

ということでセンスに自信がない人ほど、スーツやジャケパンスタイルを軸にすることでおしゃれな自分を保ちましょうという一つのご提案なわけですが、上記でも述べた通り、スーツやジャケパンはサイズ感が命。ジャケット一つとっても、スーツ用とジャケット用で、または体型などによって適切なサイズ感や仕様は変わってきます。ジャケパンの場合、「ネイビージャケットにグレースラックスは鉄板!」とよく言われますが、上下の生地感の違いや色味のバランスなどによっていくらでも「しっくりこない」リスクはあります。

だからこそ、低価格なところでいいのでオーダー店で少しずつアイテムを足していくことをオススメしたいというのが、本稿の結論の結論です。皆様の参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次