体にぴったり合ったオーダースーツを手に入れたら、オーダーシャツも必要になるとは思いつつ、「消耗品のシャツまでオーダーしたくないなぁ……」と、安い既製品で済ませてしまいがちですよね。以前の私がまさにそうでした。
しかしスーツがジャストサイズだからこそ、シャツのサイズが合っていないと余計に悪目立ちするという側面に気づき、今はとにかく安く、一定の品質をもったシャツをオーダーするようにしています。そんな私がシャツをオーダーしたことのある4店を比較しながら、シャツの最適解を一緒に考えていきましょう。
ワイシャツは消耗品

ワイシャツって、すぐに汚れてしまいますよね。使っているうちに首元の部分の黄ばみなどはどうしても出てしまうものです。特に洗濯やクリーニングに出すまで時間が空くほど汚れが蓄積されやすいので、大事なワイシャツほど急いでいつも「早くきれいにしないと!」という意識に追われています笑
ですからオーダースーツにハマり始めたときも、オーダーシャツにはなかなか手が出ませんでした。どうせそのうち汚れてしまうし、何ならジャケットの下に着るものだから目立たないのに、基本的に1万円以上かかってくる。私の場合自宅でアイロン掛けをする習慣はないので、ノンアイロン加工(洗濯して干すだけでシワが伸びる)のついたシャツが好きなのですが、それをオーダーでつくるとさらに高価になってしまいます。
……ですが、やはりせっかくのオーダースーツ。実はシャツのサイズが合ってないと、せっかくのスーツ姿自体が台無しになりかねません。その詳細についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
簡単に言うと、
・細部へのこだわりが全体の雰囲気に影響するスーツだからこそ、シャツのサイズ感や袖丈などにもこだわる必要がある
・スーツがジャストサイズだからこそ、シャツが合っていないことが際立って余計にチグハグ感が出る
といったところです。
ですからオーダースーツを着るなら、オーダーシャツも仕立てないといけないというのは、もはや必須事項なわけです。
とにかく安く、高品質なシャツを手に入れろ!
とはいえ消耗品に高いお金を払うのに抵抗があるのもよくわかります。
しかし私は肩幅が広めで、既製品だと体に合うシャツがなかった(既成品スーツよりもズレが目立つ)こともあり、価格がどうこう以前にオーダーシャツを作らざるを得ない状況に追い込まれました笑。
そこで安く仕立てられるお店を探してみたところ、ネットオーダーという選択肢にたどり着いたわけです。有名どころでいうと、SOLVE(ソルブ)やスキルタ、KEIあたりでしょうか。
だいたい最低価格を5,400円~9,000円くらいに設定しているお店が多く、一般的なオーダースーツ店よりもかなりの低価格で購入できるようになっています。
「これはいいぞ!」と5,400円のものから1万円超えのものまでいろいろ仕立ててみたのですが、満足できたものもあれば、失敗も多々ありました。基本的には店舗で採寸ができませんから、それによる失敗もありました。
一方で、色んなお店で何度もオーダーを繰り返した結果、自分の中での優良店が見えてきて、「安い」「高品質」「サイズに失敗しない」「ノンアイロン加工がしっかりしている」というお店が定まってきました。
ということで以下では、これからオーダーシャツにトライしてみようという方に向けて、私がオーダーしたことのあるシャツの比較レビューも踏まえながら、「結局どこで作るのがいいの?」という疑問にお答えしていきたいと思います。
KEI
まずは格安のネット専業オーダーシャツ店として知られるKEIです。税込み5,400円から綿100%のシャツがオーダーできるという驚異の低価格ぶり。
ただしこちらはノンアイロンの生地はほとんどなく、一段階落ちる「形状安定」という生地がメインです。
まずは5,400円、最安品の実物は以下の通りです(数年前の撮影につき自撮りの構図ですみません)。

白で綿100%、「形状安定」機能のついたブロード生地です。改めてこれで5000円ちょっとという価格設定はかなり驚かされるところがあります。
ただし、この最低価格帯の生地はペラペラ感があり、縫製も粗さが感じられます。

ノンアイロンとは違い、ふつうに洗濯するだけでシワは伸び切らないので、アイロンをかけないとよれよれ感は多少出てしまいます。
これが1万円近くする生地になってくると、価格に合わせて生地感は良くなる(インポートブランド生地などもあります)のですが、やはり細部も含めた品質は価格相応感があり、また何度もオーダーしているとサイズ感にムラがあるのが私にとっては致命的な欠点となり、今はオーダーしなくなりました。


このようなサイズ違いがあっても、10日以内に連絡しないと全く対応はしてくれないのも、私がKEIでオーダーしなくなった理由です。
正直、私の中では「安かろう悪かろう」の代表格なのですが、「とにかく安く」という点を最優先する場合は、間違いなくKEIが最初の選択肢となることは間違いないかと思います。
SOLVE
続いて、KEIと同じくネットオーダー専門のSOLVEです。こちらも6,600円からオーダーシャツが作れる高コスパ店ですが、同社が売りとする「超ノンアイロン」が便利で、私はいつも税込み8500円の超ノンアイロンシャツをオーダーしています。

サックスブルー、綿100%のツイル生地です。6000円台で買えるシャツよりは少し高めで8500円しますが、この「超ノンアイロン」の機能が便利で、ふつうに洗濯するだけでシワがきちんと伸びてくれます。
生地はほどよい肉厚感がありしっかりしているので、かなりの回数着用してもへたってきません。
またSOLVEの場合、タブカラーやスナップボタンなど、ふつうは有料になるような襟型も無料で選べるのが嬉しいポイント。


生地やサイズ感、機能性に加え、ご覧の通り縫製もきれいですので、価格と品質のバランスが最もよく、私がいま最も重宝しているのはSOLVEです。日常使いのオーダーシャツとしては最適かなと感じています。

ファブリックトウキョウ
オーダースーツをメインとしているファブリックトウキョウは、オーダーシャツにも力を入れていて、税込7,900円からオーダーができます。
こちらもネットで注文する形式をとっていますが、ネット専業店とは違って、採寸をしたりサンプル品を確認したりできる店舗が全国にあります。色々なお店でネットオーダーをする上での基準を得るためにも、ここで一度採寸しておくというのは有効な手かもしれません。
実際の着用写真はこちら。一度軽く洗濯したくらいでは折り目が落ちないですね笑(その後はきれいに着られています)。
こちらもサイズはぴったり。店舗で採寸してもらったのもあるかと思いますが、おそらくもともとの作りが細身になっていて、他店よりもシュッとした印象です。

薄いグレーのシャンブレーシャツで、価格は8980円。しっかりとしたノンアイロン機能がついているのがありがたいポイント。SOLVE等とは違い、ポリエステルも50%程度含むのがややネックにはなりますが、ふつうに使っている分には綿100%と違いは感じられません。
SOLVEに比べると全体的にやや割高感があるかもしれませんが、ここが強いのは何より全国の実店舗で採寸がしてもらえること。SOLVEは東京本社で採寸してもらう以外は、手持ちのシャツを郵送して測ってもらうか、自己採寸するかという選択肢に限られるので、もしかしたらサイズに不安を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、その点ファブリックトウキョウはプロの採寸をもとにシャツが作れるので安心といえるでしょう。

他店でオーダーする際の参考値にもできるので、まずはここで採寸だけしてみるというのも一つの手ではないでしょうか(むしろ採寸目的の予約を歓迎しているお店です)。
ファブリックトウキョウ公式で最寄り店舗・ネット予約方法を確認する
スキルタ
最後は、ネット専業店のスキルタです。こちらは8,910円からオーダーができるお店で、この最低価格帯でも形状安定機能がついている生地が選べます。ノンアイロンとなると1万円を超えてくる感じですね。

こちらは「SPEEDY DRY」という汗染みが目立たない生地で、ポリエステル100%ながら1万2000円しました。完全に機能性を重視した生地ですね。実際、汗染みは目立ちにくいので、夏場などに重宝しますが、ポリエステル生地に1万2000円はやはりけっこう高いなという感じはあるでしょうか。それでもこういう生地のシャツを一着もっていると何かと便利な印象です。
機能性重視というだけあって、ノンアイロン性も抜群。ストレッチ性もあるので、ジャージのような着心地です。
SOLVEやファブリックトウキョウ等よりもやや割高ではありますが、選べる生地の種類が豊富なので、柄物が欲しい場合などに使い勝手の良いお店かもしれません。なおこちらも店舗をもたないネット専業店なので、シャツを郵送したり自己採寸したりする必要はあります。
まとめ
ということで、「消耗品のワイシャツまでオーダーしたくないよな……」という思いをお持ちの方(過去の私も含め)へ、オーダーシャツの重要性と、安くおさえる選択肢についてお伝えしてきました。参考になれば幸いです。