「首周りと肩幅が大きく既製品だとサイズが合わない」
「消耗品のワイシャツにそこまでお金はかけられない」
こうしてネットのオーダーシャツに行き着いた私ですが、様々なお店で作ってみた結果、「SOLVE」というサイトで作ることが一番多いです。税込み6600円から綿100%のシャツがオーダーできる高コスパ店で、ファッションディレクターの干場義雅氏もPRしていたことがありますね。
今回は、私自身がオーダーしてみた率直な感想について、お伝えしていきたいと思います。
SOLVEでオーダーしたシャツのレビュー
早速ですが、実物の着用写真はこちら。


SOLVEが売りにしている「超ノンアイロン仕様」(後述します)が付いた、綿100%のツイル生地です。サックスブルーで、品番は「B-1907-1」。税込み8500円で販売されています。
素材感
綿100%ということで、柔らかさが感じられつつも、丈夫でしなやかな感じもあります。
同社が売りにする「超ノンアイロン」は、洗濯をしても、文字通りアイロン無しで全然問題ないレベルにまでシワが伸びるので、日常使いに非常に便利です(上記の写真も洗濯して干しただけの状態です)。1万円を切る低価格ラインの商品からこのレベルのノンアイロン仕様がついているのはありがたいですね。
格安で綿100%のオーダーシャツを販売しているKEIとよく比較されますが、生地感も形状安定性も、SOLVEの方が価格差以上に優れていると感じます。加えてKEIには商品の欠陥が目立ち、私はもうオーダーしなくなりました。
サイズ感
ネットオーダー店ですから、基本的には自己採寸か、手持ちのシャツを郵送して採寸してもらうかのどちらかを選ぶ形になります。
ただ東京都内の本店か、全国でちょこちょこ開催される採寸イベントに足を運べば、専門スタッフによる採寸を受けることができます。私は本店で採寸をしてもらったことがあるので、写真の通りサイズ感はばっちりです。

どうしても店舗での採寸をしてもらわないと不安という方なら、たとえばファブリックトウキョウのような全国に店舗がある&採寸データを自分でも確認できる&店舗で注文する必要がない、というお店で一度採寸してもらい、そのデータを参考にするというのも手かと思います。ただし、オーダー店によって多少表記が異なる場合があるので、その点はご注意ください。例えば、KEIやファブリックトウキョウでは「着丈」と表記されている部分が、SOLVEでは「裄丈」と表記されていて、採寸箇所が若干違ったりもします。
そしてひとつだけ、私にとってのマイナスポイントが。オーダーシャツの場合、長さ等を0.5cm単位で調整できるところも多いのですが、SOLVEは1cm単位しかできないんです。腕時計をつける上で、手首周り等の微妙な調整もしたかった私としては残念でしたが、とはいえ、そのような細かい事情が特になければ、ほとんどの方にとっては、そこまで問題になるところではないのではないかと思います。
襟の形
選べる種類は15弱くらいあり、かなり豊富な印象です。KEIも同じくらいありますね。なおSOLVEについては、他店だと有料になることが多い「タブカラー」なども無料で選べるのは個人的にとてもありがたいです。

ネットのオーダーシャツだと、最近やっとタブカラーを選べるところは増えてきましたが、まだまだ有料オプションとして展開しているところが多いことを考えると、このあたりもSOLVEに優位性がありそうです。
なお襟の裏側なのですが、縦の幅が比較的短いような気はします。ですから油断すると、こんな感じでネクタイがちょい見えすることがあります。

ちゃんと確認すれば問題はないので、私個人としては特に気にはなっていませんが。
その他の細かい仕様について
KEIやファブリックトウキョウにはなかったと思いますが、SOLVEでは、ネームの刺繍を無料で入れられるので、オーダーならではメリットといえるかもしれません。英国のルーツをたどると、クリーニングに出したときに誰のものか判別できるように一着ずつ刺繍が入っていたことから、むしろスーツマニアこそ刺繍を入れる方がいらっしゃるようです。私個人としては、今のところは付けたくない派です(笑)。
また無料で選べるボタンの幅が広いのは、良いポイントだと思います。基本的にはシンプルなボタンが良いと思いますが、その中でも選べる種類がいくつかあるのはいいですね。
価格について
SOLVEは税込み6600円から綿100%のシャツがオーダーできます。そして私がオーダーしている「超ノンアイロン」の仕様がついた生地の場合、税込み8500円からオーダーができます。
通常の低価格オーダースーツ店でシャツを作ると、1着あたり1万円はかかってしまいますし、これがノンアイロンとなるとさらに高くなってしまいますから、やはりネットオーダー店の安さは際立っていますね。
たとえばKEIの場合、5400円から綿100%で「形状安定」のついたシャツがオーダーできますが、この価格帯の場合、既述の通り生地感も形状安定性も価格相応。毎回同じ数値でオーダーをしてもサイズ感にばらつきがあるので、総合的なコスパはSOLVEの方が圧倒しているといっていいでしょう。
ファブリックトウキョウの場合、8980円からノンアイロンシャツがオーダーでき、かつその形状安定性はSOLVE同様しっかりしている印象です。今っぽいシュッとしたシルエットも良いです。ただ、SOLVEよりやや高めなのと、1万円以下の商品はだいたいポリエステルも50%程度含むので、生地のコスパはSOLVEに軍配が上がります。ただし、ファブリックトウキョウは全国にたくさんの店舗があり、そこで細やかな採寸をしてもらえるので、それは絶対的な強みといえるでしょう。
このあたりは、何を重視するかによって、それぞれ最適なお店は変わってくるのだと思います。
ちなみに、これまで大手4店でオーダーシャツを作ってきた経験を踏まえて、目的ごとに各店を位置付けると、こんな感じでしょうか。
品質はともかく、とにかく安くオーダー品を揃えたい⇒KEI
KEIより少し値段が上がるが、日常使いできる価格で品質も大事にしたい⇒SOLVE
もうワンランク上の品質を求めたい⇒鎌倉シャツ
綿100%でなくとも、モダンなシルエット&店舗採寸が魅力⇒ファブリックトウキョウ
私個人としては、日常使いはSOLVE、ワンランク上の一着には鎌倉シャツ(関連記事にてレビュー)と使い分けています。鎌倉シャツもコスパは非常に良いのですが、オーダーになるとSOLVEよりもさらに価格帯が上がるため、バランスを考えるとSOLVEが日常使いにはGoodだと感じています。
SOLVEの公式サイトはこちらからご覧いただけます。
